2016年3月31日木曜日

第28話 歴史ある町~姶良市加治木町のオススメスポット~



鹿児島県姶良市加治木町。鹿児島市街地から車で30分ほどのところです。
その加治木町、歴史あり、伝統あり、緑ありと、風情のある結構奥深い町なんですけど、空港に行く途中や霧島に行く途中とかに通り過ぎるだけという、結構スルーされがちな町なんですよね…。
                                            
そんな加治木町でも→→→

たくさんの感動、あります!!




加治木町と言ったら何を思い浮かべるか…
やはり!まずはコレでしょう!!

加治木饅頭
加治木町に行ったら買って帰る人が多いと思います。中にあんこが入ったお饅頭です。まだ食べた事のない方、是非ご賞味あれ!です。あ、スポットではないですね…まぁ、いっか。


そして、加治木町を代表する名所と言ったら…





龍門滝
「日本の滝百選」に選ばれた龍門滝(“りゅうもんだき”または“りゅうもんのたき”と読むようです)です。高さ46メートル、幅43メートルほどの結構豪快なスケールの滝です。雨が降った後は水量も多くさらにダイナミックな滝が見られます。
この龍門滝、下からだけでなく上から見下ろせる展望所も整備されています。
上から見る滝はまた違った表情をしていて素晴らしい!是非どちらからも見て欲しいと思います。他にも遊歩道や温泉もありますよ。


この龍門滝からすぐのところにとても風情ある名所があります!大河ドラマのロケ地になったことでも有名な…





龍門司坂

かつて薩摩と江戸を結んでいた道で、たくさんの緑と石畳で出来た道が風情を感じさせる場所。ここもまた「歴史の道百選」に選ばれています。“たつもんじざか”と読みます
空気もキレイで地元の人のお散歩コースにもなっているようです。もちろん今では東京と繋がっていません。一部分だけ残っている状態です。歴史を感じ、清々しい気持ちにもなれるこの道を歩いてみてはいかがでしょうか。


そしてこの龍門から山方向に行くと素晴らしい展望台があります!





高倉展望台
加治木の町や錦江湾、そして桜島を一望できるとても素敵な展望台です。“さえずりの森”というキャンプ場の様な施設の一角にあります。ここからの眺めはホントに素晴らしい!パノラマです!夕日を見に来るのもいいかもしれませんね。


そして…
個人的には教えたくないくらいオススメの場所があります。私のお気に入りの場所でもあり、今回のお薦めスポットの中でもイチオシです(個人的にはですよ!)





金山橋&板井手の滝
この橋と滝のコラボはまさに絶景です!とにかく美しい!
アーチ形の金山橋、そのアーチ形の橋の先に見える板井手の滝。絶妙な景観です!その絶妙な景観を見られるポイントもあり、川へ下りられます。案内版もあるので分かると思います。感動しますよ、この景観!夏は良い避暑地にもなりそうな場所です。



そして個人的な話をちょっとしますと…

この橋と滝を知ったのはかなり前です。何かで写真を見て「ここ行ってみたい!」と思ったのが最初でした。ただ、意外と知られておらず、地元の人でも知らない人が多くかったので加治木町に来たもののなかなか辿り着けませんでした。しかし諦めずに山道や小道を行くと…

気づいたら金山橋の上にいました。

「あれ!?もしかして今いるこの場所って橋じゃない!?もしかしてこれが金山橋!?」と思うくらい分かりにくいものでした。橋がある事すら気付かないくらい草がぼうぼうに生え、何の整備もされておらず、当然、川に下りて橋と滝の美しいコラボなど見られるものではありませんでした。

そんな発見からおよそ10年。今はキレイに整備もされ、広々とした駐車場や案内版もあります。正直分かりやすい場所であるとは言えませんが以前より行きやすくはなっています。私が今回行った時は観光バスも来ていました。それくらいの知名度になったという事ですね。






加治木町は姶良、加治木、蒲生という3町が合併して姶良市となりました。その為か色々な所が観光しやすく整備されたのかなと、以前よりキレイになった気がします。長らく加治木町に行ってない県民の方も新たな発見を探しに行かれてみるのも面白いかもしれません。


そして…


こんな大きなラーメンを食べられるラーメン店もありますよ!デカッ!




2016年3月7日月曜日

第27話 馬踊る~初午祭~


シャンシャン♪シャンシャン♪



華やかな飾りを背負い、首に付けた鈴を鳴らしながら、太鼓や三味線などの音楽に合わせて軽快なステップを踏む馬がいる…“鈴かけ馬”です。

ホントにステップが上手い。思わず「上手!」と言ってしまうくらいでした。




鹿児島県霧島市隼人町。鹿児島を代表する神社の一つ“鹿児島神宮”で行われるこの祭りは“初午祭(はつうまさい)”とい言い、年に一度旧暦の1月18日を過ぎた次の日曜日に開催されています。


五穀豊穣や牛馬などの安全を願って行われてきたこの祭の歴史は長く、なんと400年以上!今年は2月28日の日曜日でした。
この祭が開催されると「春が来たな」と思うくらい鹿児島の伝統ある春の風物詩です。


この祭ではいくつかの団体(今年は20団体でした)が神社前の通りをそれぞれの鈴かけ馬とそれに続く踊り連が境内に向かって順番に進んでいきます。境内では馬の踊りを観るスペースもあり、たくさんの人で賑わいます。




馬は親馬なのでとても大きく、距離も意外と近いので…この迫力!!





そして、馬はもちろんですが中にはポニーを連れている団体もあります。
そのポニー、小柄でめちゃめちゃカワイイ!!
しかも!撮影用にスタンバイしているポニーもいるんです!


花ちゃんです。こっちを見ています。かわいいですね~ちゃんと休憩を取りながら撮影会をしていました。
親馬は分からなかったけどポニーは全て名前が付いてました。あかりちゃんとかあいこちゃんとか…人の名前みたいですね。


そして初午祭で忘れちゃいけないのがこれ!

初鼓(はつつづみ)!
この初午祭ではこの初鼓が有名です。大小さまざまな大きさのものがあり、馬の背にも飾られています。左右のマメを面に当ててボンボン鳴らし、厄を払うという意味があるそうです。一応年中あるようですがこの初午祭の時にほとんどが出るらしい。私の家にも昔からあったけど初めてちゃんと意味を知った気がします。

この初鼓は一つ一つ手作りなので、同じ馬の絵でもそれぞれ微妙に違うんですって!





馬主さんそれぞれの想いを乗せたこの伝統あるお祭り“初午祭”。
来年は2月19日に行われる予定です。




※鹿児島神宮へはJR隼人駅から徒歩でおよそ15分。祭りのメイン通りにはおよそ10分で行けます。